お金のこと

アメリカの会社からレイオフされたけど結果的にお得だった旦那の話

アメリカで就職して働いているうちのアメリカ人旦那。

この度、けっこう重度の骨折をしまして、数か月の自宅療養をしておりました。

事故の話は「ATVの記事」に書いてあります。

「これを機に転職しようかな~」とか言っていた旦那ですが、なんと今日から元の仕事に復帰しました。パチパチ!

(皆様ご心配おかけしました!お見舞いの言葉ありがとうございました!!)

事故をしてから、会社からは会社の判断でレイオフ(layoff)されて実質失業中だったのですが、今回その会社が呼び戻してくれました。

アメリカでは頻繁に行われるレイオフですが、日本にはない物ですし、レイオフされたら怖いと思っている日本人の方も居る様なので、レイオフについての話をします。

レイオフ/layoffの意味って何?

会社から、”実質的”解雇されることをlayoffと言います。「暇を出す」という日本語の意味に近いかもしれません。

最近業績が悪いから人件費削りたいな・・・>>あなたlayoff!業績回復するまで来なくていいです。

という感じで野球で例えるなら給与のない2軍落ちみたいな感じです。

なぜ戦力外通告ではなく2軍落ちなの?と思った方も居るかもしれません。実はそれにはアメリカのユニオン(Union)の仕組みが関係しているんです。

ユニオン/Unionの意味って何?ミニオンじゃないよ。

こういう冗談を言ってしまう人間なんです。許してください・・・。

・・・。

さて!(笑)

アメリカでは、会社・企業ごとにユニオンに所属しています。(*所属していない会社や企業もあります。)

日本語では組合って言うんでしょうか。

こういう感じで、従業員数も規模も違う会社が地域・業種ごとにユニオンで分けられています。

アメリカの保険制度ではユニオンの保険が日本の社会保険!?

厳密に言うと違うのですが、アメリカの保険制度においては、ユニオンから出る保険が日本の社会保険のようなものです。

アメリカでは基本皆が無保険ですが、保険に加入するための手段が主に3つあります・

  • ユニオンに入っている(仕事をしている)←オススメ
  • 個人で医療保険・生命保険に加入している
  • 低所得の人のための保険に入っている(無料の保険)

アメリカ・ユニオン医療保険のカバー率

日本とは違って、保険のカバー率は違います。

例えば、今回うちの旦那は肋骨と鎖骨の骨折で手術・入院・救急車の利用(アメリカでは有料)をしましたが、請求額は全て合計で200$以下でした。

結構安くてビックリしました。

でも、別のユニオンの保険では同じケースで1000$以上請求されることもあります。しかも、日本のように高額療養費の制度はないんです。

それに1000$ならまだ安い方です・・・。高いですよね。

実際のレイオフのイメージ、レイオフされたら起こること

例えば、会社Aから解雇されたら、日本なら路頭に迷いますよね。就職活動スタートです。

でも、ユニオンに加入している会社をlayoffされた場合、まだユニオンには加入しているので、ユニオン発行の保険も勿論そのまま使えます。

また、layoffされたら、ユニオン内の会社に就職できるようにユニオンが斡旋サポートしてくれます。

ユニオンはセーフティネットなんです。

でも、layoffは実質仕事が無くて働けない状態、失業状態なので、失業保険ももらえます。

  • ユニオンの保険キープ可能
  • ユニオン内の別会社に就職可能
  • 失業保険はもらえる

アメリカで事故!働けないなら傷病手当よりlayoffされるべし!

今回の旦那のケースはこれでした。

働けなくて長期で会社を休む場合、アメリカでも傷病手当をもらって生活する事ができます。

でも、傷病手当よりもレイオフの方が結果的にお金を多く貰う事ができました!

layoffされた時の扶養するべき対象は妻ではなく子を選べ!

layoffされたら州のunemploymentの申請をしてお金がもらえるようにします。

その時の申請では扶養しなければいけない人を選ぶのですが、イリノイ州の場合これは1人しか選べませんでした。

そして、妻を選ぶか、子供を選ぶかで支給額が変わることが分かりました!

子供を選んだ方が多く支給が貰えます。

ここでビックリなのは、選択肢が1つしか選べないことが記載されておらず、旦那も義母も妻と子供の両方を選んでいると思い込んでいた点です。

申請の時に私がチェックが1つしかつかない事に気付かなければ、2つチェックしたと思って申請を進めて妻のみ選択になっていて損をしていたかもしれません。

チェックをつけたつもりでも、複数選択できない時があることもある、ということを注意して進めてみて下さい。

unemploymentの支給は数週間先!日頃から貯蓄をするべし!

何でもそうですが、手続きをしてその日から支給!とはなりません。

オンラインで申請してからカードが届き、カードに支給額が入金されるまでも1週間くらいかかりました。合計2週間程度です。

その間、給与収入はゼロです。

数週間もすれば医療費の請求もやってきます。

保険の医療費カバー率にもよりますが、無収入の数週間と医療費の出費に耐えられるだけの蓄えは必要です。

レイオフへの心構え

アメリカで就職したことのない人は、レイオフに対してマイナスなイメージを抱きがちです。

確かに、いきなり職を失って収入が減るのですから、されない方がいいのかもしれません。

でも、アメリカでは転職がかなり頻繁に行われています。20代でもコロコロ変えています。

レイオフされてもユニオンに所属されている限りドーーーーーンと構えている方が多いです。

中には、数年ごとに仕事を変えているから、そろそろ転職時で丁度いい~なんて笑っている人までいます。

レイオフされても焦らずに次の会社を探せばいいだけ。

ユニオンの中で転職するとユニオンのBenefit(福利厚生)は変わりませんが、それとは別に会社のBenefitが変わります。

会社からのボーナスの率なども変わりますので、一概にレイオフが悪いとは言えないんですね!