みなさんはスリフトストア・リサイクルショップって利用してますか?中古や新古品に対してどんなイメージを持っていますか?
人が使ったもの、汚い、臭い、古い、ダサい…そんな風に思っていたら、アメリカ的思考がちょっと足りないかもしれません!(笑)
アメリカ生活をする上で欠かせないのが文化的・宗教的にも大きな存在のキリスト教・クリスチャンのコミュニティです。
アメリカ人との国際結婚や恋愛でもアメリカ的感覚を身に着けておくと関係がスムーズになることも!
これを機会に無宗教でもOKなクリスチャンコミュニティのほんの一部、「スリフトストア」についてお話したいと思います!
Contents
スリフトストアって何?
「スリフトストア(Thrift Store)」「スリフトショップ」とは、日本でいう「リサイクルショップ」のことです。
- 食器
- 衣類
- 生活雑貨
- 家具
- CD・DVD・ビデオ・ゲーム
- おもちゃ
生活に必要なものは食品を除いて全部あるともいえるくらい、アメリカではポピュラーなものです。
「ガラージセール」や「ヤードセール」と聞くと自宅庭で不用品を売るアメリカの光景が浮かびますが、それのお店バージョンだと考えてください。
スリフトストアの商品の質
スリフトストアは中古品や新古品を扱っているので、基本的には元値よりも安価で買える便利なショップです。でも、売っているものは決して質の悪いものではないんです!
スリフトストアが安い理由
では、なぜ高品質の物がとても安価で売られているのでしょうか?
気になったので、仲良くなったスリフトストアのスタッフの方に話を聞いてみました!
- 運営はクリスチャンコミュニティで行われている
- 「従業員」は最小限の管理人の様な存在であとはボランティアで運営
- 商品は全てドネーション(寄付)で集められている
- 募金箱もレジ横に設置してある(ちゃっかりしてる)
従業員の方はお給料をもらっているみたいですが、ボランティアの方はもちろん無償です。粗大ごみも捨てるとお金がかかるので、「ではドネーションしてしまおう!」という考えの人も居ますが、基本的にドネーションする人も買い物に来ている人もクリスチャンの人が多いみたいです。アメリカ全体がキリスト教徒が多い国だから当然かもしれませんね。
キリスト教では「奉仕の精神」を非常に大切にするので、「自分の要らないものを寄付して他の人に回してあげよう」という考えが一般的に浸透しているように思えます。
スリフトストアでボランティアしてみよう
クリスチャンコミュニティで運営されているスリフトストアでは、ボランティアへの賃金の支払いはありませんが、ちょっとしたお礼制度を設けている場合があります。
私の住んでいる地域のルールを紹介すると
- トータル3時間のボランティアで1袋詰め邦題の衣類がもらえる!
- ボランティア割引で普段から買い物ができる
「そんな中古の衣類なんていらないよ」と思ってますか?
実際にスリフトショップで買えるもの
では、すっかりアメリカでスリフトストアショッピングを楽しんでいる私の見つけたアイテムをご紹介します。
新古品でした。プラスチックのカバーやシールが貼ってあって、説明書等もしっかり中に入っていました。
20$でした



これらは全部、1$以下でした。アクセサリーBOXはFOSSILです。
スリフトストアショッピングで守るべき4つのルール
スリフトショップで買う時は、気に入った物や必要な物も勿論ですが、私はルールを決めてショッピングをしています。
(1)本当に自分が必要なものかを考える
「安物買いの銭失い」とよく言いますよね。「安い」と思っても、本当に必要な物でないのならば、それは要らないものだし、本当に気に入っていなければ、すぐに飽きてしまったりして、無駄な買い物になってしまいます。
「安いしいいな~」と思っても、自分の家のデコレーションにマッチするのか、「本当に必要な物か」、「本当に気に入っているか」「絶対に欲しいものか」を自分の中で何度も考えてから購入します。
(2)使用後に同等またはそれ以上の価格で売れるかどうか考える
必要な物で安かったらもちろん買いますが、デコレーションはあってもなくても困らないものですよね。でも、アメリカ人はデコレーションが大好きなので、来客時に恥ずかしくないように少しは家を飾っておきたいものです。
スリフトストアではデコレーション用雑貨が安価で手に入りますが、そんな時でも、「デコレーションは必ず必要な物ではない」という意識を忘れず、そのデコレーションを自分が使った後もその値段以上で売れそうかを考えて購入します。
例えば…
25¢で買ったキャンドルホルダーは、絶対に3$以上で売れます。もっと高値でもいいかもしれません。それ位こういうデコレーションアイテムはアメリカでは人気です(え、ここら辺だけじゃないよね?笑)
(3)それを使える人が周りにいるかを考える
自分は使わなくても、家族や友人で使う人がいるかを考えます。例えば、結婚・出産を控えているような友人の多い世代だとしたら、そういう時のお祝いプレゼントに使えそうなものを新古品や綺麗な中古で探して買い置きしておきます。
これは全然悪い事ではありません!
田舎だからかもしれませんが、この辺のアメリカ(イリノイ南部)では新生児のお祝いに中古品を渡す事も失礼なことではなく、中にはビンテージと格好良く言って古びたものをあげる人までいます。
(4)人気のあるブランドの物かどうかを考える
例えば、Fossilのアクセサリーケースの様に、誰もが知っている有名・人気ブランドの商品が1$だったら迷わず買います(笑)それが1$以上で売れる事は明らかだし、誰か知り合いにあげても1$だったら全然痛くも痒くもなく、あげた人に恩を売れるからです。
スリフトストアで注意するべきルール
「自分が使えるか」「家族・友人が使えるか」を考えて買うのには訳があります。
転売目的のスリフトストアショッピングをすると立ち入り禁止になる可能性有り
もともとの経営理念は「貧しい人を助ける」「人々が助け合う」ことなので、その善意を利用して転売することはあまり歓迎されません。
スリフトストアまとめ
スリフトストアではコミュニティルールと自分のルールを守って、オトクに買い物を楽しんでみてください。ボランティア等もしてみたら新しい友達もできてアメリカンライフがもっと楽しくなるかもしれません♪