St.Patrick’s Day(セントパトリックデー)って聞いたことありますか?
セントパトリックデー(セントパトリックスなのかパトリックなのか、日本語ちゃんと訳してほしい…)とは、東京・大阪・横浜などでパレードも行われるようになり日本でも徐々に有名になりつつある緑のアイリッシュのお祭りのことです。
アメリカでも毎年各地で盛大にパレードが行われるセントパトリックデー。これからきっと日本でもきっと流行るアメリカの行事を、こっそりここで学習しちゃいましょう!
Contents
セントパトリックデーとは?
セントパトリックデーとは、アイリッシュ(アイルランド)でセイント・パトリックさんが亡くなった日である3月17日に毎年世界各地で開かれるアイルランド系キリスト教のお祭りの日の事です。
セイント・パトリックって誰?どんな人?
St.Patrickさん(St.と付いているから「さん」はいらないよね?どうなんだ?通訳さんて本当にすごいなぁ・・・)はローマで生まれました。16歳で奴隷としてアイルランドに拉致され、その後脱走に成功しますが、宣教師となって432年にアイルランドに戻ります。461年3月17日に彼が亡くなるまで、学校や教会を次々と建てたり、彼の行動は伝説となっているようです。
何をして祝うの?
アメリカでは
- パレード
- アイリッシュのドリンク・食べ物・食事
- 緑を身に着ける
ことでセントパトリックデーを楽しんでいます。
アイルランドからアメリカに移住してきた移民たちがアメリカで自分の国以上に盛り上がってお祝いを重ねたことから今のアメリカでの大規模なお祭りムードができたと言われています。
セントパトリックデーパレード

アメリカのパレードでは、音楽を演奏する楽器はもちろん、道端の観客にお菓子を配ったり、宣伝の車が通ったり、観客もとっても楽しめるものになっています!
初めてアメリカでセントパトリックデーのパレードを行ったのは1737年のボストンでした。その後に1762年にニューヨークが続きます。
本当に毎年沢山の人が集まり道路を止めてパレードするので、忘れてお出かけすると大変なことになります。3月17日や、その前後の週末には気を付けましょう!!(笑)
緑を身に着けるのがルール!お仕置きもあるよ!
1962年にシカゴが「リバーグリーン」とテーマカラーを決めたことから、現在のセントパトリックデーに緑を身に着ける習慣ができたと言われています。
ルール
- 緑の物を身に着ける
- 緑を身に着けていないと体をつねられる。
美味しいアイリッシュ料理
アイリッシュのお祝いなのだから、当然アイリッシュの伝統料理かと思っていたのですが、実はそうではなく、セントパトリックデーに食べられる代表的メニューはアイルランドからの移民がアメリカで作ったアメリカンアイリッシュ料理だったのです!
一番有名な定番料理に使われる食材はこちら
- コーンビーフ
- きゃべつ
- ポテト
アメリカに移民してきたアイルランド人達は貧しかったので、お祝いに食べれる一番贅沢な物がキャベツやポテト、コーンビ―フだったんです。
缶に入っていないコーンビーフ

コーンビーフと聞いたら、みんなコーンビーフ缶を思い浮かべませんか?あの牛の絵が入った小さな小さな高い缶詰。
でも、アメリカで食べられているコーンビーフはあれとは全く違ったんです!
コーンビーフは英語でCorned Beefと言い「コーンビーフ」と言って通じます。食欲が勝ってしまい、残り物しか撮れなかったのが残念なのですが、下に写真を貼っておきます。プリプリして脂が多く、柔らかくてほろほろ口の中で溶けてしまうようなお肉です。本当に美味しいです!
アイリッシュレストランなどでは普段から分厚いお肉のコーンビーフが振舞われているので、行く機会があればコーンビーフを食べてみてください。

BELL家のセントパトリックデー料理はこんな感じ


かなり食べたあとの写真ですが、こんな感じのビュッフェスタイルで料理をキッチンに放置して食べることが多いのがアメリカのスタイルです。テーブルを囲んでみんなで食べることはあまりありません。
アメリカの家庭ではブラウニーMIXやケーキMIXがパントリーと呼ばれるキッチンのクローゼットやキャビネット(キッチンの棚)に必ずと言っていいほどストックされていて、簡単で美味しいパーティーの鉄板デザートに使われることも多いです!
ブラウニーMIXは、濃厚な感じが好きだったらChewy(チューイー)を選ぶとGOOD!
好みのタイプや焼き加減を調整するのがアメリカの主婦の腕の見せ所なんですね~♪
うちはよくこういう赤い箱に入ったのを買います。
Leprechaun(レプリカン)て何?

レプリカンは何をする?
St.Patrick’s Dayで忘れてはならないのが、緑の妖精Leprechaun(レプリカン)です。彼は2フィート(60.96㎝)で、上から下まで緑の服を着て2つのとがった耳を持っています。いつもShillelagh(シレラ)とよばれる杖を持ち、Pot of Gold(ポットオブゴールド)つまり、金貨の沢山入ったお鍋を守っています。
このPot of Goldは虹の最後にあるとあると言われていて、St.Patricks Dayの日には虹が見えればその先のPot of Goldを探しに行く人も居るらしいです。でも、いつも何故か見つけられないのは、このレプリカンが誰よりも早くそこに行ってそのお鍋を守っているからと言われています。
呪われた妖精レプリカン
妖精と聞くと、誰もが可愛らしい見た目やお話しを想像するかもしれませんが、このレプリカンだけは違います(笑)
とても年老いていて、見た目もシワシワ、醜い妖精なんです!その理由は、彼が呪われているから。と言われています。
レプリカンが主役の映画
レプリカンの正体がとっても分かりやすい有名なレプリカン映画があるので紹介します。
アメリカではSt.Patrick’s Day前になるとTVでよく放送される映画でもあり、私達が何度も見るくらい好きな映画でもあります。
これを見ればアメリカのセントパトリックデー文化はコンプリートと言っていいでしょう!
この映画パッケージを見ただけで、レプリカンが良い妖精でないことが分かりますね!(笑)
これだけではなくて、シリーズで沢山あるんですが、写真が見せたかったのでこれを貼っておきます。
古い映画なのですが、ジェニファーアニストンも出ている映画なんですよ~!
まとめ
アメリカ文化の知識があると、コミュニケーションの幅や深みがグッとレベルアップしますよね。
何も知らないと、何を話しているか、言葉と言葉の点が繋がらず、英語が分かっても置き去り・・・にされているように感じて寂しくて悲しい気持ちになったりするものです。
美味しいコーンビーフを知って欲しいし、食べて欲しいし!(笑)セントパトリックスデーで困らないように、この記事が参考になれば嬉しいです♪
