アメリカ人はピーナッツバターが大好きです。
日本のピーナッツクリームとは違い、しょっぱさと甘さが病みつきになる独特の味で、最初はニガテ…と感じる人もいるかもしれません。
私も最初は苦手だったのですが、今となってはコップ一杯のミルク片手にスプーンでピーナッツバターをすくって食べる程のピーナッツバター好きになってしまいました。
アメリカ人の旦那もピーナッツバターとピーナッツバタークッキーが大好物。
「イライラしているな」「ちょっと元気付けたいな」なんて時はこれを作ってあげます。
ベイキングセンスがゼロの私でも簡単にアメリカ人が絶賛するピーナッツバタークッキーを作れたので、レシピを紹介したいと思います。
Contents
何度も破局・離婚危機を救ったピーナッツバタークッキー

日本で一緒に暮らしている時から私達には何度か破局危機がありました。
その際、落ち着いて話が出来る様に、ケアしている事が相手に伝わるように、ピーナッツバタークッキーを作ってアピールしました。
男性は単純なので、自分の大好物を一生懸命作ってくれる女に弱いんです。
いつもクッキー効果であっけなく喧嘩は終了します。
また、旦那が自分でピーナッツバタークッキーを作るときもあります。
そういう時は決まって私と喧嘩していたりイライラしている時で、彼は市販のクッキーミックスを使っています。
1パック2$以下で買えますが、私の手作りクッキーレシピの様にはなりません。
簡単に済ませたい時は便利ですが味は全然違います。
市販のクッキーミックスで写真の様にきれいに出来る人が居たらコメントで教えて欲しいくらいです(笑)
アメリカ人旦那のおばあちゃん秘密の材料はショートニング

私が最初にクッキー作りを習ったのは、アメリカ人旦那のおばあちゃんです。
おばあちゃんは何種類ものクッキーをイベント毎に焼いてくれて、その全てが今まで食べたどのクッキーよりも美味しいんです!
そこで、おばあちゃんが使っていたのが「ショートニング」。
いつもバターを使っていたからおばあちゃんのクッキーには程遠かったのか・・・と思う反面、ショートニングって悪い油って日本で聞いてたけど・・・と不安も覚えました。
クッキーがしっとりサクサク美味しくするショートニングって安全?

「ショートニングは体に悪い」という批判をよく目にしますが、恥ずかしながら詳しくは分かっていなかったので、調べてみました。
ショートニングとは
ショートニングをコトバンクで調べてみました。
各種の動植物油脂や硬化油を主原料とし,これに10〜20%のガス(窒素,炭酸ガス,空気など)を混入してつくった可塑性(半固形)油脂食品。元来はラードの代用品としてつくられたもの。パンや菓子などに混和した場合,膜状となってタンパク質,炭水化物をつつみ塊となるのを防ぐため,もろく砕けやすくなり,きめもデリケートになる。また揚物等の料理にも使用。
出典元:百科事典マイペディア
ショートニングを使うと、サクサク繊細な食感なのに濃厚な味を楽しめるクッキーなどのお菓子を作ることができます。
お店で販売されているお菓子やパン類、サクサクの天ぷらを揚げる油などに使われているので気付かない内に摂取していることがあります。
ショートニングが体に悪いと言われる理由はトランス脂肪酸(Trans Fat)だった!
ショートニングが体に悪いと言われるのは、ショートニングが人工的に作られた油であることではなく、トランス脂肪酸がかなり多く含まれているから!
トランス脂肪酸は摂りすぎると血液中の悪玉コレステロールが増えて、心臓病のリスクを高めるという研究結果があり、食品としての安全性が世界中で問題になっています。
しかし、アメリカでは現在、トランス脂肪酸の食品への使用が禁止されていて、トランス脂肪酸は使用していません!と商品パッケージにもハッキリ明記されています。
マーガリンであっても、ショートニングであってもトランス脂肪酸は含まれていません!
日本ではマーガリンやショートニングがイコール「トランス脂肪酸」みたいに悪く扱われていますが、厳密には「トランス脂肪酸を多く含む食品」です。
だから、トランス脂肪酸を含まないマーガリンやショートニングはアメリカでも沢山売られています。
アメリカのマーガリンやショートニングに対する私の考え
人工で作られた食品を食べずに生きるのは現代ではとても難しいです。
市販されている保存料などよく分からない添加物の入ったお菓子を食べるなら、トランス脂肪酸(Trans Fat)ゼロと明記されたショートニングの手作りお菓子の方がマシだと思います。
日本で作る際はトランス脂肪酸が入っているか確認しにくいのが現状です。
まだまだトランス脂肪酸が入った商品を売る事が出来るから問題視されているんですね。
今回使ったアメリカのショートニング
今回はバターフレーバー(黄色のパッケージ))ではなく、全て植物性のフレーバーの無い物を選びました。
「Crisco Shortening Sticks All Vegetable」
ちなみに、パッケージの下の青い部分に0gTrans fat(トランス脂肪酸0グラム)と書かれています。
内容はこちら

- Saturated Fat/飽和脂肪酸(肉などの動物性脂肪に多い)
- Polyunsaturated Fat/多価不飽和脂肪酸(ヒマワリ油や魚の脂に多い)
- Monounsaturated Fat/一価不飽和脂肪酸(オリーブオイルなど)
こう見ると、様々な油の種類でショートニングが出来ていることが分かります。
でも、これらは普通の食事でも採っている油の種類です。
全部何事も取りすぎは体に良くないという事ですね。
アメリカ人の大好物ピーナッツバタークッキー材料

パーティーなどに持っていける量を作ったので、家庭で少し楽しみたい場合は半分の量で作ってください。
全てアメリカの計量カップで測っています。
①
小麦粉 3・1/2Cup
塩 1・1/2Tsp
ベーキングソーダ 1・1/2Tsp
②
ピーナッツバター 1・1/2Cup
ショートニング 1Cup
ブラウンシュガー 2・1/2
ミルク又は水 6Tbs
バニラエッセンス 2Tbs
卵Large 2個
③
砂糖 お好み
ベーキング音痴のガサツ主婦でも成功した簡単レシピ

- ①を簡単に混ぜる
- ①に②を全部入れて混ぜる(機械で2分くらい)
- 直径2センチくらいの丸にする
- お好みで砂糖にくぐらせる
- シートにDoughを乗せてフォークでクロスの模様を付ける
- 375℉のオーブンで7-9分
- お好みでKissチョコレートをクッキーが熱い内に真ん中に押し込む
私はチョコレート有が好きで、旦那は砂糖でコーティングしないのが好きです。
お好みのバージョンを見つけてみてください♪