アメリカで家を買いたい?自分用?賃貸用?不動産売買で成功とか億万長者の定番みたいで格好いいですよね!
数年間アメリカに住む駐在さんも、長く永住する国際結婚やアメリカで働いている方も、アメリカでは借りるより買うという方が圧倒的に多いんです。
日本なら考えられないようなそのアメイジングな不動産のカラクリと、良い物件を選ぶ条件をまとめてみました。
アメリカを知らなければ上手に選べないお家選びの世界へようこそ(笑)
Contents
アメリカで家を買う
ご存じの方も多いかもしれませんが、アメリカでは、家の値段(価値)が築年数を理由に下がることはほぼありません。
家のデザインや状態によって変わることがあっても、劇的に落ちることはないのです。例えば、普通の庭付き一戸建ての築100年以上の家も内装や外装など何度もリフォームされてそれなりの値段で売られています。
アメリカで家を買うと、日本よりも資産の価値が高いと言えそうです。しかし、何を基準に家を見ればいいのか、その方法を、アメリカで家を買った、大工の義父を持つBELLがお教えします!
住みたいエリアを決める
住みたいエリアを決めるには大体自分の生活スタイルや家族構成を考えていかなければなりません。
職場からの距離
アメリカは広いです。車社会なので、通勤車で1時間というのは割と普通の事だったりします。
が、誰だって毎日2時間も移動時間にかけたくはないはずです。職場からどれ位なら運転できるか?を考えましょう。
また、仕事によって社用車が出たり、ガソリン代は会社のカードで支給される等条件が異なります。交通費が出ない場合は近場、出るなら少し遠くても大丈夫、など条件によっても変わってきます。
- 通勤距離
- 交通費支給の有無
を確認するべし!
治安の良いところを選ぶ
アメリカでは治安の悪い地域の家の値段がとても安いです。治安の悪い所に住む人は低所得層が多く、治安が悪いので価格が高いと誰も買い手がつかないからです。
治安を調べるサイトも沢山ありますので、活用してみたり、地元の人に聞きます。
ここから一番近い都市、セントルイスでは北セントルイスにギャングが100種類以上いるそうで、やはり犯罪率が一番高い一番濃い青が多くなっています。

参考元:NEIGHBORHOOD SCOUT(St.Louis)
- 治安チェックサイトを活用する
- 治安の悪いとこは安いが、自己責任。銃声が聞こえることも。要チェック!
子どもの学校ランク

子どもが居る人は、治安の確認と一緒に調べたいのが学校のランク。アメリカでは公立の学校もランク付けされています。
治安の良い地域の小さな学校は生徒数が少ないためどうしても満点を取るのが難しくランクが少し低くなりますが、決して「悪い学校」ということではないので、治安と一緒に合わせてみていくのが良いと思います。

例えば、大手の不動産物件リストサイトRealtor.comでは、こんな風にその物件の学区と学校ランクを教えてくれます。
学校によってクラブ活動の内容が変わったり、ランクが低く治安の悪い地域になると、ネームブランドの服を着ているだけでからかわれたり、いじめにあったりする場合もあります。
子どものためにも現在子どもがいる、これから欲しいという人は絶対にしっかり確認するべきポイントです。
学区の治安と学校ランクは一緒に見るべきポイント!
家を少しでも安く買うために出来る事

頭金を多めに!
これは日本と同じです。頭金が多ければ多いほどローンで必要な金額は減り、利子も少なくなります。頭金は少し多いほうがいいです。

家を買う前から知り合いネットワークを広げよう!
家を買う時に限らず、知り合いの多さがアメリカ生活の質を左右すると言っても過言ではありません!(本当だよ!)
「知り合いから無料で譲ってもらった」「知り合いから格安で譲ってもらった」「知り合いから仕事を紹介してもらった」など。なんでもコネが命です。
コネも実力、使わない意味が分からないと、コネを恥じる人なんて一人もいないのがアメリカです。
私達の場合
私たちの場合も、現在の家は友人の友人からリアルターを介さずに賃貸→購入にしてもらったので、リストしていた値段から100万以上安い65k(65,000$)で購入しました。
2LDKS、2バスルーム、ランドリールーム、ウォークインパントリー、地下も庭もあります。開放感があり、田舎の小さな町のはずれなので静かです。

こんな感じの裏庭(他人のフィールド)があり、何も植わってない時は犬と子供が走り回って気持ちいいです。木々の向こうには放牧された牛がいたり、野生の鹿がよく遊びにきます。
この値段で、学校ランクは10の最高位です。州の中でもかなりトップの治安を誇っている地域です。
不動産屋(エージェント)を通さない!
不動産エージェントに紹介料を払わなければ売り主はその分得をするので、家の価格を安くしてくれるかもしれません!
エージェントを通さなくても弁護士を通して書類を作ったりは必要だったりするので、そこは売り主さんとの相談が大事です!
これもコネがあるからこそできること。不動産エージェントを雇う前に知り合いに優先で買う権利公開するよ~は売り手買い手ともにWin-Win。よく友人同士で連絡が回ってきたりします。
Rent to ownを使う
これは購入費用を節約するわけではありませんが、毎月賃貸という形で賃料を支払い、当初合意した家の金額まで支払い額の合計が達した時に家の所有権が移り、購入したことになる、という仕組みです。
ローンが初めに用意できない人や、目に見えるローンがあることが困る人などが使います。
途中で支払いを辞めると普通の賃貸になって損になるので注意が必要です。
ローン無しで家を買う
売り主が知り合いか、とても良い人、もしくは早く売ってしまいたい場合、もしかしたら、家主に無利子で分割払いで購入という形をとる事が出来るかもしれません!
これはとてもレアなケースですが、できればラッキー!かなりの節約ができます!
古く安い家をアップデートして使う
アメリカでは家を安く買って、修理してより高い金額で売るというビジネスが成功するほどポピュラーな手法です。
少し古く、人気のない物件を安値で買い取り、自分達で修理やリノベーションをして住みます。自分の理想の家にできるので割と人気ですらあります。
それを扱ったTV番組(それ専用チャンネル)もある位なので、参考に見てみるのもいいかもしれません。
- リノベーションして住むか売って引っ越すかの選択Love it or List it
- 家の転売をメインでする元夫婦Flip or Flop
- 奥さんのテイストが全米で人気!Fixer Upper
知り合いが多いと、こういう時も知り合いに安く、または無料で修理を手伝ってもらうことができる!
アメリカ不動産購入まとめ
現在アメリカでは経済が回復してきて不動産の価値はどんどん上がっています。この先もどんどん上がると見られています。

これは全米の平均の家の価格推移を表したZillowという不動産会社の表です。2012年には低かった価値が、100K(100,000)ほど上昇しています。
これから先新たな経済危機が起こらない限り上昇し続けそうです。
HOTな買い時!は過ぎてしまいましたが、それでも色んな手段を使えば安く家が安く購入できて、転売で利益を得られるアメリカ不動産!魅力的です。
ベストな理想物件を探しましょう!